Honey Odyssey

蜜源植物、中央ヨーロッパ

Acer pseudoplatanus

L.

セイヨウカジカエデ

セイヨウカジカエデは森林や山の斜面に生える樹木で、4月から5月に黄緑色の花房を垂らして咲く。ポーランドの研究では、露出した蜜滴の糖度は平均37パーセントであり、養蜂研究機関は甘露源としてもこの木を評価している。バイエルン州のLWGは蜜源として高く評価する一方、気候温暖化で不利になる樹木であるとしている。

Acer pseudoplatanus
写真:Krzysztof Ziarnek, Kenraiz、CC BY-SA 4.0

わかっていること

見分け方

  • 黄緑色の花は多数の花からなる円錐花序に垂れ下がり、葉より先に開くことはない。

    確認された事実[1]
  • このポーランドの研究では、セイヨウカジカエデの花は機能的に雄性か、機能的に雌性のいずれかであった。

    確認された事実[2]

開花時期

  • Info Flora は、スイスにおけるセイヨウカジカエデの開花期を4月から5月としている。

    確認された事実[1]

生育する場所

  • スイスでは森林や山の斜面に生え、しばしば植栽され、亜高山帯にまで達する。

    確認された事実[1]

ハナバチに提供するもの

  • ポーランドのルブリン生命科学大学による研究(2011~2013年)では、花蜜の糖度は23.5~50パーセントで、平均は37.3パーセントであった。

    確認された事実[2]
  • 同じ研究では、花10個あたり平均16.54 mgの花蜜が得られた。

    確認された事実[2]
  • 花蜜は蜜腺の表面に目に見える滴として溜まるため、昆虫は容易にそれに届く。

    確認された事実[2]
  • バイエルン州のLWGは、1から4の尺度で、セイヨウカジカエデを花蜜について4、花粉について2と評価している。

    統計的推定[3]
  • LWGは、5月にリンゴのすぐ後に咲く非常に優れた蜜源植物であるとする一方、最良の立地を必要とすると指摘している。

    養蜂場による報告[3]

蜂蜜

  • LWGによれば、セイヨウカジカエデはノルウェーカエデと同様の甘露蜂蜜をもたらすことがあり、セイヨウトチノキやナタネと同時に開花することが多い。

    養蜂場による報告[3]
  • バーデン=ヴュルテンベルク州の蜜源植物カタログは、花蜜の流蜜と甘露の流蜜の両方をもたらす樹木の一つとしてセイヨウカジカエデを挙げている。

    養蜂場による報告[4]

出典

  1. Info Flora. Acer pseudoplatanus L.. Online species page, Das nationale Daten- und Informationszentrum der Schweizer Flora (text from Flora Helvetica 2018). リンク
  2. Dmitruk M. (2019) Flowering, nectar secretion, and structure of the nectary in the flowers of Acer pseudoplatanus L. Acta Agrobotanica 72(3): 1787. doi:10.5586/aa.1787 リンク
  3. Bayerische Landesanstalt für Weinbau und Gartenbau (LWG), Institut für Erwerbs- und Freizeitgartenbau. Bienenbäume. 1. Auflage, Veitshöchheim, April 2019. リンク
  4. Ministerium für Ländlichen Raum und Verbraucherschutz Baden-Württemberg. Bienenweidekatalog: Verbesserung der Bienenweide und des Artenreichtums. 6. aktualisierter Nachdruck, Stuttgart, Oktober 2019. リンク

最終確認日: 2026年10月20日. このページのすべての記述は、引用した出典と照合した。